国発会によると、AIの発展は非常に迅速であり、わずか1年で市場規模は兆ドル規模に拡大した。そして、市場にはマグネット効果が生じ、世界中の投資資金の3割以上が集まっている。AIが半導体やサーバーに続く重要な分野になることを期待し、政府は120億台湾ドルを投資してAIデータセンターを設立することを計画している。今後4年で20万人のAI人材を育成し、採用することを目指している。

AIビッグデータをカリキュラムの中心に据える慈済大学情報科技と管理学科では、114学年度に37名の新入生を募集する予定で、多様な入学ルートと四技二専の募集枠を設けている。

この学科のカリキュラムは「AIビッグデータ」と「デジタルメディア」に焦点を当てており、主な内容にはAppソフトウェア開発、クラウドネットワークアプリケーション、ビッグデータ、デジタルコンテンツ設計、インタラクティブメディアデザインが含まれる。AIビッグデータモジュールは、AI育成教育を中心に、プログラムロジックから基礎を固め、データ収集（IoT）、認識（AI）、移動（モバイルデバイス）、学習、探査、応用（医療情報、ビジネスインテリジェンス）へと順を追って進んでいく。

デジタルメディアモジュールは、デジタルコンテンツとインタラクティブメディアに重きを置き、デジタルメディア制作の基礎を固め、デジタル撮影、編集、ゲームエンジン、アニメーションなどに続き、学生をダイレクトストリーミング、マーケティング、Webハイブリッドリアリティのアプリケーションに導いている。

学科長の蔡宗宏は、ソフトウェアデザイン、データベース、モバイルプログラム、APPデザイン開発エンジニアを就職目標とする学生には、iPAS IoT、情報セキュリティ、モバイルデバイスまたはTQC plusオブジェクト指向プログラミング言語などの資格を早期に取得する必要があると述べている。したがって、必修および選択科目のカリキュラム計画では、アルゴリズム、IoT、ビッグデータ分析、人工知能、データビジュアライゼーションなどを強化している。

デジタルメディアに興味を持つ学生には、Unityクロスプラットフォームアプリケーションデザイン、コンピューターアニメーション、ビデオ編集、ウェブデザイン、ネットライブ配信とマーケティングのコースを強調し、関連資格試験の取得を支援することで「一資格（卒業証書）多資格（専門資格）」の教育理念を実現し、入学時からカリキュラムと資格の連携を理解し、キャリアプランを考える。さらに資格試験の指導と、E世代のマルチスキルAI人材を育てる。

学科の3年生の廖健安は、業界でのアルバイトを通じて、実用的な知識、技術、ツールを学び、「問題を見つける能力」を強調することにより、論理的思考を向上させ、業界の開発プロセスとプロジェクト管理を全体的に理解できたと述べている。情報工学に比べ、情報管理学科は技術と管理の知識を包含しており、よりビジネス応用に近く、キャリア発展でもアドバンテージがある。マレーシア出身の3年生の蔡妤謙は、元々のpythonプログラムに加え、さらにc#、html、cssのコースを追加し、メディアソフトウェアの応用にも取り組んでいると述べている。

同じ学科の3年生の許力云は、1年次からプログラム能力を継続的に向上させており、慈済病院の長期ケア部でのアルバイトを得て、ウェブプログラムの作成を行った。長期ケアと情報管理は一見異なる分野のようだが、背後にある原理は共通しており、授業を真剣に学べば、一から学ぶ必要なく、より早く習得できると述べている。

情報科技と管理学科の学科長の蔡宗宏は、慈済基金会と慈済病院が提供する情報技術者または備蓄幹部の訓練枠を強調し、学生がアルバイトを通じて専門的なスキルを結びつけ、学んだことを直接活用できるようにし、卒業と同時に就職できるようにしている。また、最近、慈済医療志業と情報人材育成のための協力覚書を締結し、公費生の枠を提供して学生が卒業と同時に就業できるようにしている。特に、情報科技と管理学科は業界の需要を非常に重視しており、業界の専門家との協力、専門家による教育、業界メンターを採用し、継続的にコンペティションに参加し、学生の創造性、チームワークを磨き、業界の最新トレンドを把握している。