富邦金融の蔡明興会長、株主の声に耳を傾け、配当の向上を約束

富邦金融控股は本日(13日)に株主総会を開催し、会長の蔡明興が株主からの配当の充実度に関する不満に応えました。蔡会長は自身も株主であるとして、株主の期待や感情を理解できると強調し、金融業の配当配分に影響を与える要因を丁寧に説明し、不満を和らげました。
株主総会では、113年度の財務報告書と利益配分案が承認され、1株あたり現金配当4.25元、株式配当0.25元の合計4.5元の配当が決定され、過去最高額となりました。しかし、依然として小株主からの不満もあり、蔡会長は“私ももっと配当をしたい”とも述べ、株主との距離を縮めました。
蔡会長は今後も配当を向上させる努力をすると強調しましたが、配当利回りは金管会の規制や子会社の利益還元などの制約を受けていることを説明しました。さらに、父親である蔡万才氏が過去に配当が少ないことを懸念していたことも回想しました。
また、蔡会長は新台湾ドルの価値上昇の影響についても言及し、上昇がインフレを抑制し、資金が株式市場に流入する助けになる一方で、急激な価値上昇は寿命保険や輸出業に影響を与える可能性があると警告しました。
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