台湾ドル急騰で懸念、国民党議員が政府の無能を指摘

国民党の許宇甄委員は、アメリカの対等関税が台湾に与えた影響で新台湾ドルが急速に対ドルで上昇し、過去7日間で1.5元上昇したと述べた。これによりドル資産を持つ国民や外貿企業が巨額の損失を被っていると指摘した。政府は完全に無能で、現状を粉飾することだけに関心があると抗議した。
許宇甄氏は、関税戦争という危機に直面した政府が積極的な対応を取っていないことを批判し、この危機を利用して3000億元以上の特別予算を隠れて計上しようとしていると主張した。
台湾の伝統産業やハイテク産業は、高関税と新台湾ドルの急騰という二重の打撃を受けており、利益の空間が大きく圧縮され、経済の将来について懸念を表明した。
許氏は、政府が内需の争いを止め、国民を支援するための良策を打ち出すよう呼びかけた。
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