吳欣儒が全株式を譲渡、台新との合併に対する不満を示唆か

新光金と台新金の「新新合併」が正式に始動しました。先日、金管会がこの合併を承認しましたが、新光金の前会長、吳東進の娘である吳欣儒が本日、保有株式を全て譲渡することを申請し、3630株の新光金を譲渡することが明らかになりました。そのため、外部では合併に対する不満を示すものではないかとの憶測が広がっています。
金管会は3月31日に台新金控が新光金控を吸収合併すると承認し、合併基準日は7月24日と定められ、それに伴い新光金は正式に上場廃止となる予定です。現在、合併の手続きは進行中です。
一方で、吳欣儒は本日、持株363万592株を譲渡する申請を行い、譲渡期間は4月28日から5月27日までの1か月と設定されています。しかし、過去の合併議論において、彼女は常に反対の立場を貫いており、理事会での投票時には「誠意も信頼もない合併案」と厳しく批判し、反対票を投じていました。現在も合併が進行している中で、彼女のこの行動は抗議の表明ではないかと考えられています。