医療産業が堅調を維持、投資家が注目

アメリカ大統領の政策変更に伴い、世界の金融市場の変動が激しさを増す中、医療産業は顕著な抗跌性を示しています。保德信の報告によると、2025年以降、アメリカの医療産業指数(XLV)の最大下落幅は-11.2%であったが、高変動のフィラデルフィア半導体指数の-34.9%及びS&P500指数の-18.9%と比較すると、医療産業のパフォーマンスは明らかに優れています。
PGIM保德信の江宜虔マネージャーは、医療製品の頑健な需要が経済サイクルの影響を受けにくい理由だと説明し、特に新しい関税政策が市場にインフレや景気後退の懸念を引き起こす中でも、医療産業の需要は安定しているとしています。また、医療サービス、製薬、医療機器が最も防御的なサブセクターであり、逆風の中でも抗跌能力を示しています。
医療産業は強力なキャッシュフローを持っており、過去の金融危機を通じても安定した利益率を維持してきました。市場の資金が健全な基盤を持つ産業にシフトする中で、医療産業への資金の流入が増加しています。現在、医療産業のPERは16倍であり、投資の魅力が高まっています。江宜虔マネージャーは、不確実性の高い市場において、医療産業をポートフォリオに組み入れ、成長の可能性を持つバイオテクノロジー株に分散投資することを提案しています。
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