聯電の財務報告:合併案を否定、将来の展望に懸念

聯電(2303)は23日に行われた法定説明会で2025年第1四半期の業績報告を発表し、グローバルファウンドリーズとの合併に関する噂を否定しました。財務責任者の劉啓東は「現在進行中の合併計画はない」と述べました。最悪の事態は回避できたものの、今後の業績には多くの課題があります。
凱基投顧によると、聯電の減価償却は今後数年間で20%成長し、2027年にはピークに達すると予測されています。成熟プロセスの供給過剰が価格を抑える可能性もあります。さらに、過去数週間に渡る株価は比較的堅調でしたが、収益を押し上げる構造的要因は見当たらないため、「持株削減」評価を維持し、目標株価を35元に引き下げました。1Q25の一株当たり利益は予想を下回り、その原因は営業費用の増加や投資損失の影響などです。
また、聯電は2Q25のウェーハ出荷量が前四半期比で5-7%増加し、粗利益率が回復することを期待していますが、下半期の市場需要には慎重な見方を示しています。聯電はインテルとの12nmプロセスでの協力が順調に進んでいると述べましたが、合併の噂についてはコメントせず、両社のプロセス及び顧客組合せの重複により、シナジー効果は限られると考えています。
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