黄仁勲：NVIDIAの将来の業績予測に中国市場を含めず
グローバル半導体大手NVIDIAのCEO黄仁勲は12日、アメリカが最近強化した半導体輸出規制により、今後の売上および利益の予測から中国市場を全て除外することを表明した。彼は、アメリカの輸出制限の解除には期待していないと強調した。
パリでCNNのインタビューを受けた際、黄仁勲は、もしアメリカが半導体禁輸を解除した場合、それは大きな利好であるが、私たちの予測は中国市場を考慮しない方針であると投資家や株主に伝えたと述べた。また、アメリカの半導体輸出政策を批判し、目標が不明確で「明らかに効果がない」と強調し、政策は明確で定期的に見直されるべきであると指摘した。
CNNは、アメリカ政府が近年、中国がアメリカの先端技術を利用して軍事や人工知能の能力を強化するのを防ぐことを目的としていると伝えた。
NVIDIAは2025年の第一四半期に売上が前年同期比で69%増加すると予測しており、ウォールストリートの予想を超えている。しかし、今年4月、アメリカ政府は、中国向けに設計されたH20チップの販売を阻止する新規則を施行し、同社は約250億ドルの追加収入を失った。
