アメリカの5月の失業者数が2021年以来の最高値に、就業人口比率が急落

アメリカ労働省労働統計局(BLS)の6月6日の報告によると、2025年5月に非農業部門で139,000の新しい雇用が創出され、市場の予想を上回った。しかし、3月と4月の新規雇用者数はそれぞれ120,000と147,000に下方修正され、合計で95,000減少した。失業率は4.2%のままで、2021年11月以来の最高水準に達した。
5月の広義失業率(U6)は7.8%で、2023年以来の最低水準を維持している。失業者数は723.7万人で、2021年10月以来の高さになっている。また、失業5週間未満の失業者が26.4万人増加し、245.1万人に達し、2023年2月以来の最も高い数字となった。
さらに、アメリカのフルタイム労働者数は62.3万人減少し、パートタイム労働者の数は3.3万人のわずかな増加に留まった。平均労働時間は34.3時間で市場の予想に合い、時給の成長率は4月の0.2%から0.4%に上昇し、2023年の最高のパフォーマンスとなった。
これらのデータは、特にフルタイム雇用の減少と失業者数の増加に関して、アメリカの労働市場が直面している課題を示している。
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