台積電がアラブ首長国連邦に超大型ウエハ工場を建設予定、トランプ政権時代からの計画

台湾の台積電(TSMC)は、アラブ首長国連邦(UAE)に6つの工場からなる超大型ウエハ工場を建設する計画を進めているという。この計画は、米国の前大統領トランプ政権時代にさかのぼるほど早くから話し合われていた。
『ブルームバーグ』の報道によれば、台積電はトランプの主要顧問や米国の中東問題特使と何度も計画の可能性について議論を交わしており、バイデン大統領の政権下でもこれらの会談は続いていた。
この新工場の建設スケジュールはまだ確定しておらず、現時点で台積電はアリゾナ州と熊本における既存の工場拡張計画に集中している。アリゾナ州の工場は2024年第4四半期に4nmプロセスで量産を開始する見込みである。
市場はこの計画が米国政府の支持を得られるかどうかに注目しており、台積電は市場の噂にはコメントしないと述べ、現在の海外拡張計画に注力するとしている。
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