台湾株式市場が平坦に揺れ動く、AIサーバー関連株が試練に直面
台北市 / 曹維升 朱呈桔 洪襲禹 SNGレポート
台湾株式市場は本日(30日)の早朝取引で低く始まり、平坦な動きを示し、途中で急落する場面もあり、予想よりも弱い動きとなりました。29日時点で米国の主要な4つの指数は上昇と下落が混在し、トランプの関税政策にも変化の兆しが見えているにもかかわらず、台湾株はこの恩恵を受けられませんでした。
アナリストによれば、AMDの業績が失望し、株価が下落したことが台湾株に影響を及ぼしています。しかし、全体的に言えば、最悪の時期は過ぎているとの見方が広がっており、現在は慎重に対処すべきで、恐れる必要はないとされています。
台湾株は早朝に17ポイント下落した後、再度下落し、外国人投資家が入ると上昇し、その後、半時間もしないうちに急落しました。29日には米国株が優れたパフォーマンスを見せたにもかかわらず、フィラデルフィア半導体指数だけが0.92％の小幅な下落となりました。アナリストは、その鍵を握るのはAMDにあると述べています。
AIサーバー関連のグループも影響を受け、台湾積体電路製造（TSMC）は低く推移し、広達、緯創、緯穎なども苦境に陥っています。TSMCは900元の防衛戦に直面しています。アナリストは、関税戦が続く中で、悪影響が鈍化していることを指摘し、高配当、高利回りのグループは4月30日の調整時に資金を投入できるとしています。
市場は上下に揺れ動きましたが、金融、電機、食品、グリーンエネルギーなどの分野は相対的に堅調で、一部の銘柄は5％を超える上昇を記録しました。金融監督管理委員会の委員長である彭金隆は、台湾株式市場は相対的に安定しているが、関税交渉の結果や経済指標は長期にわたって観察し続ける必要があると強調し、空売り規制については動的に調整を続けると述べました。
