台湾初のアクティブETFが初日で公募価格を下回る、9.9元で取引終了

台湾初のアクティブETF「野村台湾スマートセレクトETF(00980A)」が本日正式に上場したが、新台湾ドルの急騰が台湾株式市場に影響を及ぼし、上場初日に公募価格を下回り、最終的に9.9元で取引を終え、公募価格10元を下回る結果となった。先週金曜日の基準価格10.14元と比較して、単日で2.37%の下落を記録し、市場の注目を集めている。
台湾のETF市場は近年急速に拡大しており、アクティブETFは競争が激化している。00980Aの上場に加え、中国信託投信はアメリカの著名アクティブETF運用会社「アーク・インベストメント(ARK Investment)」との提携を発表し、「中国信託ARKイノベーションアクティブETF(00983A)」を発売し、エネルギー貯蔵、ブロックチェーン、人工知能、遺伝子配列、ロボットなどの5つの人気テーマに注力している。
さらに、群益台湾選抜強豪ETF(00982A)が本日募集を開始し、発行価格は1株あたり10元で、5月22日に上場する予定であり、8月に初回の配当を行う見込みである。また、統一台株成長ETF(00981A)も5月7日より募集を開始し、台湾株ETF市場にさらなる話題を提供することが期待されている。
野村投信の戦略およびマーケティング部副社長である黄宏治氏は、2008年にアメリカが初のアクティブETFを導入して以来、世界のアクティブETF市場の規模は1兆ドルを超え、2030年までに4兆ドルに達すると予想されており、台湾市場の将来的な発展可能性は驚異的であると述べている。投資専門家は、アクティブETFの商品とテーマがますます多様化する中、今後投資家は単にインデックスを追跡するだけでなく、人気のトレンドや産業に積極的に投資し、新たな投資熱潮を引き起こすと予測している。
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