クアルコムQ2決算が好調も先行きに懸念、3つの不安要因で株価が5%下落

クアルコム(Qualcomm)の2025会計年度第2四半期の売上高は108億ドルに達し、強い成長を示しています。その内訳には、95億ドルが半導体部門からのもので、特に自動車とIoTビジネスの成長が目立ち、それぞれ前年比59%および27%の伸びを記録しました。CEOのクリスティアーノ・アモン氏は、世界全体での電動車やスマートホームへの需要増加に伴い、非モバイル事業の成長潜在能力が大きいと強調し、2029年までに220億ドルの売上を目指しています。
しかし、決算発表後の株価は予想外に5%下落し、140.01ドルに落ちました。市場はクアルコムの今後の運営に対し慎重であり、主な懸念要因として3点が挙げられています:米中貿易の緊張、アップルの自社製チップ戦略、そして中国市場への依存度の高さです。自動車とIoTの分野での成長が見られるものの、外部環境の不確実性が投資家の懸念を呼んでいます。アモン氏はAI機能の展開を推進し、今後の高成長市場でのチャンスを模索すると言及しました。市場はクアルコムが今後自動車用チップやスマートシティ分野の重要なプレイヤーになると予想しています。
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