Metaが驚くべき決算を発表、独立AIアプリが登場、ザッカーバーグがChatGPTに正式宣戦布告
ソーシャルメディアの巨人Metaは本日（1日）に2025会計年度第一四半期の決算を発表し、売上高と利益が市場予測を上回る結果となりました。発表後、Metaの株価は一時5%以上上昇しました。CEOマーク・ザッカーバーグは電話会議に参加し、自社開発の言語モデル（LLM）Llama 4 Behemothの最新動向を初めて明らかにし、独立したMeta AIアプリの投入を発表しました。これにより、AI市場においてOpenAIやGoogleに依存することはないと宣言しました。
第一四半期のMetaの売上高は423.14億ドルで前年同期比16%の増加、純利益は166.44億ドルで35%の増加、1株当たり利益は6.43ドルで37%の増加となり、すべてウォール街の予想を上回りました。電話会議では、ザッカーバーグ氏がAI製品戦略について説明し、「AIの命脈を握る必要がある。他者に依存してはいけない」と述べました。
Metaの新世代Llama 4 Behemothは170億のパラメータと16の専門モデルを搭載しており、Metaの基盤に最適化されて設計されています。低遅延で長いコンテキスト記憶能力を持ち、ユーザーからの追加情報に基づいた個別のAI対話サービスを実現します。ザッカーバーグ氏は「これらの超大型モデルを大規模に使用する予定はないが、核心技術を抽出し、効率を向上させる」と述べました。
また、Meta AIのユーザー数は10億に迫っており、独立したMeta AIアプリの導入はChatGPTやGemini市場に直接挑戦することになります。新たなAIアプリケーションの競争が期待されます。CFOスーザン・リー氏は、Meta AIの米国ユーザーが急成長していることを指摘し、音声アシスタント、パーソナライズされた推奨、画像生成が人気の機能となっています。OpenAI、Google、Anthropicなどの巨大テクノロジー企業が超大型言語モデルを発表する中、Metaは自主開発を選び、今後も一部モデルを業界と共有すると強調しました。
