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3割の働き手が借金生活、幸福度は3年ぶりの高水準

3割の働き手が借金生活、幸福度は3年ぶりの高水準

5月1日の労働節が近づく中、yes123求職ネットは本日(30日)、最新の「労働節に対する願望と職場の幸福度調査」を発表し、台湾の労働者が長時間労働や財務的圧力、生活品質のバランスが取れない状況に直面している現実を明らかにしました。

調査によると、57.2%の働き手が心身ともに健康でないと自認しており、7割以上の人が仕事が終わった後や休日に家族やパートナーと過ごす時間が不足していると感じているとのことです。また、31.2%の労働者が「資産より借金が多い」という窮状に置かれ、借金生活を送らざるを得ない状況にあります。

調査では、68.8%の働き手は「資産が借金と同じかそれ以上」であるとされていますが、平均的な総資産の純額は35.9万元であり、12.9%の人だけが100万元(含む)以上の資産を持っていると考えています。

また、生活の安全感を得るためのハードルは高まっており、52.2%の回答者が「8桁」の財産(1,000万元以上)が必要だと感じており、別の16.2%は「9桁」以上(10億元以上)が必要だと回答しています。

経済的な重圧がある中でも、全体的な「職場と生活の幸福度指数」は逆に上昇しており、平均は61.2点に達し、3年間で最高値を記録しました。昨年の60.6点及び一昨年の61.6点と比べて回復の兆しが見られます。yes123の広報担当者、楊宗斌氏は、労働者が健康と財務の圧力に直面していても、家族や人間関係から幸福感を探し求めようとしていると分析しています。

ただし、楊氏は、過労文化が蔓延し、長時間労働が疲労や健康悪化を招き、仕事の効率や生活の質に影響を及ぼすことを懸念しています。低賃金とインフレの挟撃によって、労働者の財務的圧力が増大し、消費意欲が低下し、住宅取得、結婚、出産に対する意欲が同時に下がることが予想され、最終的には台湾の内需経済及び長期的発展に悪影響を与える可能性があります。

彼は企業や政府に対し、労働者のニーズに注意を払い、単に賃金の数字に関心を寄せるのではなく、職場環境を改善し、過労のリスクを軽減し、仕事と生活のバランスを向上させるべきであると呼びかけています。そうしなければ、企業の業績にも悪影響を及ぼし、全体的な経済成長を妨げることになります。

この「労働節に対する願望と職場の幸福度調査」は、yes123求職ネットが2025年4月15日から4月28日まで、ネットアンケートを実施し、調査対象者は既に卒業(または軍務を終えた人)、20歳以上で現在働いている会員で、有効な回答は1,277件を集めました。このうち男性633件、女性644件、信頼水準は95%、誤差範囲は±2.74%です。