明日から軽油が0.2元上昇、ガソリンは据え置き

台湾中油公司は本日(27日)、明日(28日)午前0時から軽油価格を0.2元上げ、ガソリン価格は据え置くと発表しました。
アメリカの商業原油在庫が増加し、OPEC+が生産を拡大する可能性がある中、国際油価は引き続き下落していますが、アメリカと中国の関税戦が徐々に楽観的な状況を見せているため、国際油価の下落幅は縮小しています。
今週から、中油92無鉛ガソリンは28.3元、95無鉛ガソリンは29.8元、98無鉛ガソリンは31.8元、スーパーディーゼルは27.1元に設定されています。台塑は明日午前1時以降同じ幅で価格を調整し、92無鉛ガソリンは28.3元、95無鉛ガソリンは29.8元、98無鉛ガソリンは31.8元、スーパーディーゼルは26.9元に上げられ、実際の価格は各ガソリンスタンドの発表に基づきます。
アメリカのエネルギー情報局によると、4月18日週に商業原油在庫は20万バレル増加し、4.431億バレルに達しました。OPEC+の一部のメンバーが6月に原油生産を加速することを検討しているため、国際的な油価が押し下げられています。また、アメリカが中国に課した関税戦により、100以上の国が投名状を提出しました。最近、アメリカ大統領トランプが習近平と電話をしたことが報じられ、これは当初不明だった関税戦が徐々に楽観的な局面に変わり、国際油価の下落幅が制限されています。
先週末時点で、ニューヨーク西テキサス中級原油の6月先物は1バレル63.02ドルに下落し、週頭は2.57%下落しました。ロンドン・ブレント6月先物は66.87ドルで取引され、1週間で1.60%下落しました。アラビア・ドバイ原油価格は67.59ドルに達し、1週間で2.8%の下落となりました。
中油会社によると、浮動油価調整原則に基づく最新の7D3B計算では、週の平均価格が1.04ドル上昇し、新台湾ドルの対アメリカドル為替レートが0.036元上昇したため、引き上げ幅は1.15%となります。ガソリンと軽油は各々0.2元上げるべきと計算されていましたが、アジアの近隣国の価格を下回るように配慮し、ガソリンの上昇分を吸収したため、今週はガソリン価格を据え置き、軽油のみ0.2元上げることに決まりました。
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