経済成長が難航、新台湾ドルは10%以上の上昇が予想される

台湾経済研究院は本日(25日)に4月の国内総合経済予測と景気動向調査報告を発表しました。院長の孫明徳氏は、関税戦の終了後に通貨戦が待ち構えていると警告しました。2025年の台湾の経済成長率は、当初の3.42%から2.91%へ下方修正されると予想されています。
報告によると、成長の減速の原因は、昨年の基準の上方修正とトランプ関税の影響です。張建一院長は、経済の見通しは第二四半期までしか続けられず、今後はトランプ関税政策の推移に注目する必要があると述べています。
さらに、孫明徳氏は、台湾経済は今後米国の対等関税の行方、中国の経済動向、世界の中央銀行の金融政策の違い、そしてAI熱潮の持続可否の4つの不確定要素に影響されると指摘しています。特に、米ドルと人民元の間の変動が台湾経済に深刻な影響を及ぼすとのことです。
彼はまた、新台湾ドルが日本を基準にするなら、最終的には30の為替レートに達する可能性があり、これが企業の運営コストを引き上げ、企業にリスク回避策を求めることになると警告しました。
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