米中首脳通話後に米株上昇、S&P500指数は約5%増加

米中の首脳が5日に通話を行った影響で、米国株式市場は波乱に見舞われました。早朝取引では、米株はジェットコースターのように上昇し、その後下落しましたが、米国のトランプ大統領が中国の習近平国家主席との「非常に良い通話」について確認した後、11時頃から再び上昇を始め、S&P500指数やダウ工業株指数はそれぞれ0.3%から0.4%上昇しました。そして、ナスダック指数やフィラデルフィア半導体指数も大幅に上昇しました。
米東部時間の午前11時40分時点で、S&P500指数は25.69ポイント(0.43%)上昇し、ダウ工業株指数は138.27ポイント(0.33%)上昇しました。ナスダック指数は136.82ポイント(0.7%)上昇し、フィラデルフィア半導体指数は69.16ポイント(1.37%)上昇しました。個別株では、エヌビディアが0.87%上昇、アップルが0.69%上昇、グーグルが1.15%上昇、メタが0.35%上昇し、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)のADRは1.54%増加しました。テスラは3.29%下落しました。
米国の経済メディアCNBCによると、米中は5月に一時的な関税引き下げに合意し、その結果、株式市場は大きく上昇したという。投資家たちは関税問題の最悪の事態は既に過ぎ去ったと楽観していますが、最近の米中の緊張の高まりは、市場の再度の波動を引き起こしました。トランプ大統領と習近平主席の通話に関する初期情報がリリースされた後、株式市場は若干上昇しました。
Infrastructure Capital AdvisorsのCEOであるジェイ・ハートフィールド氏は、米中双方が協議を行っていることは非常にポジティブであるとしながらも、米中間の取引がインドや日本など他国との合意に遅れる可能性が高いと述べ、迅速に解決策が見つかる可能性は非常に低いと考えています。しかし、市場は現在も穏やかな上昇を維持しています。
木曜日には下落が見られましたが、今週に入ってから米国の主要3指数はいずれも上昇を示しています。S&P500指数は約1%上昇し、ダウ指数は0.1%上昇しています。テクノロジー株を中心とするナスダック指数は今週に入ってから1.7%上昇しています。
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