各国中央銀行が金価格を押し上げ、金購入ブームが続く
ブルームバーグによると、各国中央銀行は金価格が記録的な高騰を見せる背景にある主要な推進力となっています。過去3年間で、世界中の中央銀行や主権ファンドの金購入量は倍増し、月平均約80トンで、現在の価格で約8500万ドルに達しています。この傾向は、金価格の上昇が長期にわたって続く可能性があることを示しています。
世界ゴールド協会の統計によると、過去3年間において、各国の中央銀行と主権ファンドは年間で1,000トンの金を購入しており、これは世界の年間採掘量の四分の一に相当します。また、HSBCの調査によれば、3分の1以上の中央銀行が2025年までに金の準備を増やす計画を立てています。ゴールドマンサックスは、今年の年末までに金価格が1オンスあたり3,700ドルに達するとの予測を行っています。
