米国株の中でAppleの株価だけが下落、阮慕驊が警告する危機は台積電とサプライチェーンに影響

アメリカのトランプ大統領は、米欧間の貿易政策が世界の株式市場を揺るがし、最近は司法の問題にも直面しており、政策の不確実性がさらに強まっている。トランプ大統領は、EUからの輸入品に今後50%の関税を課すと発表し、市場の関心を集めている。
また、彼はApple社のiPhoneや他のブランドのスマートフォンに25%の関税を課す計画を発表しており、アメリカの製造業の回帰を推進しようとしている。この背景において、経済専門家の阮慕驊は、5月に米国の主な7社の株価が全て上昇したのに対し、Appleのみが5.5%下落していると指摘している。
データによれば、5月中にNVIDIA社は24%、テスラ(Tesla)は23%、Googleも8%の上昇を記録しているのに対し、Appleの株価は連続して3ヶ月間下落し、2年の移動平均を下回り、年初から17%以上の累積下落となっている。
阮慕驊は、Appleの危機には25%の関税だけでなく、トランプとの関係も影響していると分析し、ティム・クック(Tim Cook)が相当困惑しているだろうと指摘している。Appleがこの危機をどう対処するかが、台積電やそのサプライチェーンに直接影響を与えると強調している。
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