台塑化が米国エタン30万トンを追加購入しコスト削減を図る

台塑化は昨日の株主総会で、曹明会長が国際原油価格の低下を受けて、昨年の政府の政策による109億元の損失に対して、今年の損失プレッシャーが軽減されるとし、利益の向上に寄与すると述べました。国際原油価格は1バレルあたり60~70ドルの範囲で変動すると予測されています。
変動する外部環境に対応し、台塑化はコスト削減とプロセスの最適化を引き続き進め、エネルギー転換と低炭素製品の開発を積極的に推進しています。コストを削減するために、台塑化は米国のエタン30万トンを追加購入する計画を立てており、冷凍船、貯蔵および転送ターミナル、プロセスの調整などの作業を行い、2027年初頭に完了する予定で、軽油クラック工場の材料供給の柔軟性を高めます。
さらに、台塑化は台湾製の持続可能航空燃料(SAF)供給チェーンを構築しており、今年の供給量は5500トンに達する見通しです。曹明会長は、これは重要な一歩であり、将来的に外国の廃油の輸入が解禁されれば、5万トンの目標に向かって進むことができると述べました。
また、台塑化が投資しているマイリャオ発電所は、5月に台電との天然ガス発電の契約を取得し、マイリャオ工業港を総合工業港に転型する準備を進めています。マイリャオ発電所の石炭から天然ガス発電への設置には、総投資額が千億元に達する見込みで、2029年末に完成する予定です。
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